建築好きにオススメ 愛知県犬山市の明治村

今年のGWは実家に置きっぱなしの荷物を取りにMINIで神戸に帰ったけれど、そのついでに愛知県犬山市にある博物館明治村という観光地を訪れてきた。明治村は(主に)明治時代に建てられた貴重な建築物を全国から移築し、公開している建築のテーマパークみたいな場所。前に訪れた東京都小金井市にある江戸東京たてもの園をドーンと大規模にした施設さ。
1960年代に東京からここに移築されてきた、帝国ホテル中央玄関。大正時代の建築らしいけれど、明治村の目玉建築の1つ。
ホテル全体を移築したワケではなく、建物の一部の移築だけれど、それでも充分に見応えがある。
かつての喫茶スペースは今もカフェとして営業中。アフタヌーンティーが人気だったかな。
監房も移設されている。華やかな建物だけではなく、刑務所が移築されているのが面白い。
京都から移築されてきた聖ザビエル天主堂。もともとは京都の河原町に建っていたらしい。
日本の教会建築はヨーロッパと違って木が多く使われている。ヨーロッパの教会は石造りで重厚感があるけれど、日本の木造建築も雰囲気があっていいよね。
70近い建物が展示されているので見て回るのは大変だけれど、何気ない廊下を見ているだけで味わい深く、建築好きなら1日遊べるはず。
品川にかつてあった工部省品川硝子製造所。それにちなんで中にはガラス製品を売るギフトショップが入っていた。
金沢から移築されてきた第四高等学校武術道場。教室ではなくて広い柔剣道場の建物だよ。
日本に近代産業が取り入れられて間もない頃の工場設備が展示されている。
帰省ついでに立ち寄っただけで、最初は1、2時間くらい見て回ればいいや、と思っていたけれど、想像以上に素晴らしい場所だわ。
聖ヨハネ教会堂といい聖ザビエル天主堂といい、何で京都はこんな素晴らしい建築物を手放しちゃったんだろうね。もったいない…。
明治村では昔、新橋~横浜間を走っていたSL(蒸気機関車)が今も現役で走っている。他にも昔の京都市電も走っているよ。
SL内部。軽くするためなのか、金属が貴重だったのか、ほぼ木材で客車が作られていた。
なんとも素敵な場所でした! 犬山市と言えば犬山城と城下町が有名だけれど、明治村もオススメの観光地だぞ。
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