戦慄の池島炭鉱 Vol.1 -Ikeshima closed coal‐mining , Japan-

長崎旅行のハイライトは池島! 池島炭鉱で有名なところだね。以前から存在だけは知っていたけれど、野母崎再発見ツアーのサポートで来ていた人の中に池島の地域おこし協力隊の方がいて、その縁で訪れてみたんだ。
ここは…実にスゴかった。世界各地を旅してきたワシだけれど、ここまで興奮できる場所って海外にもそうはない。世界遺産に勝手に認定したいくらい素晴らしかったよ。
池島へは対岸の神浦から船で渡る。ただ、神浦は車かバイクじゃないとアクセスが悪い。佐世保からも船が出ているので、足がない人は佐世保から来るといいぞ。
※なお、池島に来ようと思っている人はこのブログを見ておいた方がいい。池島の地域おこし協力隊の小島さんのブログで、池島観光に必要な情報のほとんどが載っているんだ。
上陸!!
港周辺にはこんな人形があちこちに飾られている。
この人形には何かストーリーがあるのかな?
この島は炭鉱町として知られていたんだけれど、2001年に池島炭鉱が閉鎖されてからは人がどんどん減り、今は…○×人しか住んでねーんだ。要するにワシは人口は知らねーってこと。
石炭の積み出しをしていた突堤かな。手前に見えるのがホッパーで後ろに見えるのがジブローダー。どれも池島を代表する必殺マシンだ。
この港、もともとは海のそばにあった池だって。池の土手を爆破して海に繋げたらしい。やることがダイナミック!!!
配管がたまんね~!
階段の錆び具合がロマンティック! ロマンティックが止まらね~!! 胸が苦しくなっちゃうよ。
池島で一番楽しみにしていたのがコイツ。池島の守り神、ジブローダーだ! 昨年の台風でどこかが壊れて姿勢が変わっちゃったらしいけれど、今でも文句無しにカッコいい。
工業機械のチャンピオンシップがあったなら、西日本代表くらいにはなるんじゃねーか。
いろんな角度から写真を撮りたくて仕方がない。
ちなみにワシは池島に3日滞在していた。曇りの日のジブローダーもカッコいいのでフィルターをかけた写真を載せておくぞ。
…ご本尊として崇めたいくらい神々しいマシンだ。
さて、池島散策をしますか。何時に池島に渡ってくるのかにもよるけれど、日差しの関係でワシは時計まわりに池島を一周してきたよ。歩くのが辛い人は港で電動自転車がレンタルできる。
※池島をどう散策するかをあらかじめ考えておきたい人は、小島さん作成の池島グーグルマップでイメージを膨らませろ!
この辺はのどかだけれど…
打ち捨てられた炭鉱アパートエリアに突入!
フィルターをかけるとヤバイ感じ!! ヤバイ、ヤバイ!!
池島炭鉱では大きな事故が起きたことがない。だから、廃墟のようになっているけれど怖い話はないんだって。怖がらずに散策しても大丈夫!
しかし…
スゴイ雰囲気だな。
自然が人工物を侵食するサマが素晴らしい。
ベランダの手すりが落ちちゃっているよ。池島は風雨が厳しいらしいので、台風か何かでダメージを受けちゃったんだろうね。
人が住まなくなると、たった10年強でこれほどダメージを受けてしまうモノなのか…。
そろそろ書くことが無くなってきたから、写真だけどーぞ。
崩れたベランダに置かれた洗濯機がかわいそう…本来の機能を果たせなくなった機械って、どれも哀しそうに見える。
曇りの日にフィルターをかけて撮った写真。
海沿いのエリアに出てみよう。
ワシが勝手に木馬と名付けた建物。本当は第二立坑という名の海底炭鉱へ降りるエレベーターなんだけれど、この角度からだとガンダムのホワイトベースが補給に立ち寄ったって感じに見えるんだ。参考画像はコレ。
元リサイクル工場だった場所にはゴミが放ったらかし。
自然を科学するノエビアもご覧の通り。科学できずに自然に還りつつある。
池島名物の1つ、廃墟になった8階建てアパート群。
迫力あるねぇ~。
このアパートの窓から一斉に人が身を乗り出し、石を投げてきたら相当怖い。
ホラー映画の撮影に使われていそう。
池島のパノラマを楽しむには学校の裏手にあるタンク山(四方山)からの眺めが一番。
アパート群を眼下に見下ろせる。
夕暮れにもう一度アパートエリアをブラブラ。
怖いというより美しい。圧倒的な存在感が素晴らしい。
軍艦島も良かったけれど、池島の方が見るところが多くて楽しーぜ!!!
もう一度タンク山へ。
タンク山から見た日没はとても美しい。
タンク山を下りる前に、タンクに取り付けられた大きなバルブが気になった。
カッコいいねぇ~。古代ローマの戦車部隊って感じだ。
こうして…
池島の夜は…
ふけていくのであった。
まだまだ続く…
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